2018/12/30

2018年12月までに観た映画と年間ベスト

今年は例年にくらべ、目に見えて劇場に行かない年になってしまった。
長い夏休みのあいだ、一度も劇場へ行かなかった。
環境ががらりと変わったのもあり、じつを言うとそれほど興味のある映画がなかったのもあり...劇場映画、不作な年でした(もちろん個人的に)
ということで(?)少ない公開映画鑑賞リストのなかでは、マイベストは『君の名前で僕を呼んで』


『パンズ・ラビリンス』
ついに観た.....
むかしから名前は知っていたけれど、うっかりみてしまうとトラウマになる?という話をどこかで聞いたこともあって、なかなか手にとる機会もなく。
メルセデス姉弟のやさしさ、強さだけが唯一の救いという気がした。

『オリエント急行殺人事件』
WOWOWにて鑑賞。なぜ観ようと思ったのかは忘れてしまったが、
ケネス・ブラナーのスタイリッシュなポアロの身のこなしに、最初からぐっと引きこまれた。
アガサ・クリスティの作品は、ほとんど馴染みがない。
旧作も未見だったので完全にまっさらな状態でサスペンスを楽しめた。
有名な作品なのでネタバレもなにもないとは思うが、水谷豊の『相棒』を見慣れている身としては、最後の選択に新鮮な驚きがあった。

『キング・アーサー』(2017)
チャーリー・ハナムに一時期はまっていたこともあり、彼の主演作ということで録画して鑑賞したが、「動いている俳優をみるのが楽しい作品、ということで...」と妙に冷静にみてしまった。
たまに流れる独特の挿入曲が印象的。
アメリカ映画なのかイギリス映画なのか、どちらの雰囲気もありつつもお互いにうまく溶け合っていないような、座りの悪さをおぼえた。話されているのはいわゆるイギリス寄りの言語だけれども、展開がどことなくアメリカ的。

『ボヘミアン・ラプソディ』
じつは音楽ものはそれほど得意ではない(最たるものがミュージカル)ためか、
話題なのは知っていたけれど特に観るつもりはなかった一作。
ところが私が映画好きなのをよく知る友人たちからの「観た?」
というメッセージの嵐に、たまたま別の友人を誘って劇場へ。
そのためにハードルを上げすぎたのか、観終えたときの感動はそれほど...
だったのに、さすがはQueenということなのか何なのか...
帰ってからいろいろ調べたり彼らの曲を手当たり次第に聴いているうちに、いつのまにか忘れがたい作品に。

最近はジムで有酸素運動しながら聴くのがマイブームになっている。
とくに、"Radio Gaga"は曲のスピードにあわせて歩くと気分がすうっとする。
"Somebody to Love"の歌詞には、思わず目の奥がぶわっと熱くなる。

...とQueenの曲の話ばかりになってしまったが、
フレディ・マーキュリーを、信じられないくらい圧倒的に演じたRami Malekのことはずっと忘れられないと思う。
全然知らない俳優だったけれど、Twilightシリーズやナイト・ミュージアムにも出ていたらしい。どちらも未見だが。

メンバーのなかでは一番地味な扱いだったし、作中ではいつ仲間入りしたのか完全に見逃してしまった(?)けれども、John Deaconを演じるJoe Mazzelloが気に入った。地味でおとなしいけれどもちょっと光るような、そんなキャラクターが好きだな。


思いもかけず『ボヘミアン・ラプソディ』で締めくくった1年でした。
目下のところ、年末に知って俄然楽しみになった『レベッカ』のリメイクの話を楽しみに生きようと思う。