2014/06/06

エヴァの告白


(The Immigrant. 2013. アメリカ)

【あらすじ】
ポーランド→アメリカ
妹とは引き離され、
頼りにしていた叔母夫婦には見捨てられ、
怪しい男に助けられ娼婦になってしまったけれど、
希望は捨てない

※結末や内容に関するネタバレあり


【感想】
マリオン・コティヤール目当てに観に行ってしまいました。ホアキン・フェニックスは苦手だしジェレミー・レナーもそんなに好きなわけじゃないのに。

...と思っていたら、鑑賞後にはジェレミー・レナーに魅了されてました。相変わらずホアキン・フェニックスは苦手だけど←

ブルーノ(ホアキン)にベタ惚れされてること知ってて放置してたり、オーランド(ジェレミー)に「一緒に西部へ行こう」と言われてもあっさり「妹のそばにいたいから」と断ったり、姉妹愛もひとつの大きなテーマなのだなと感じました。そして男2人の心を奪った上で破滅させておきながら、自分は最後には妹と再会し再出発。潔い。でも嫌いじゃないです。男性から見ると複雑かもね。

ラストが印象的でした。
鏡に映る、すべてを失ったブルーノの背中/窓から見える、妹と島を出るエヴァ

【個人的注目ポイント】
本作はメインのこの3人が光りすぎててまわりの世界が本当に見えなかった。キャスティングの面でもまさかこんなメンツが揃うとは。初めて知ったときはなぜだか違和感あったけれども、素晴らしかったです。

1. ジェレミー・レナー
私これまで彼をこんなに素敵だと思ったことないです(アッサリ

それでいて、「この人本当に信用していいの?」と観客にも、そしておそらくエヴァ自身にも思わせるような、どことなく信用の置けない怪しい感じが存分に出ていて上手いなあ...と思わされました。

2. ホアキン・フェニックス
「穏やか、それでいて実はキレやすい男」がなんて似合うんだ!
声までネチネチしてました笑

3. マリオン・コティヤール、というかエヴァ
美しすぎますよ...けれどもオーランドの絵に描いたような一目惚れには思わず「こんなことあるの??」とまばたきしちゃいました。

男2人に思われても、ひたむきに妹を思うのは近頃映画でも流行りの同性愛、に似た姉妹愛でしょうか。

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