2014/02/02

1月後半の鑑賞リスト

「ボルケーノ」「危険なメソッド」「マリー・アントワネットに別れをつげて」「シャンドライの恋」


「ボルケーノ」
(Volcano. 1997. アメリカ)

こういうパニック映画は別に嫌いではないけれどあまり観ないので、久しぶりにどこかわくわくしながら観ました。というか、観たことなかったの!?って言われそうですが、ある特定のシーンだけ観たことがあったことに途中から気づきました笑

それは、アン・ヘッシュ演じる地質学者が、飛んでくるマグマのかたまりに逃げ惑う人々に対して、落ちる方向をよく見るように、と大声で叫んでいるシーン。なぜだかわからないけれど、印象に残っていたんですよね。ところでアン・ヘッシュって、思いもしないところに出演していたりする女優さんですけれど、こういう主役級の出演作もチラホラあって油断ならないなあなんて思います。

流れてくるマグマってせき止めてから大量の水をかけるだけでどうにかなるものなの?ともちろんマグマを見たことがないながらもツッコミを入れてしまいました。人が巻きこまれるところなんて描写がわりとエグくて、観ていてお腹がきりきり痛みました。知らない人同士が協力しあって苦難を乗り越えるという、アメリカらしいパニック映画を久々に観たひとときでした。



 
              「危険なメソッド」
(A Dangerous Method. 2011. イギリス・ドイツ・カナダ・スイス)

これずっと観たかったんです! 理由はもちろんファスベンダー!
ちょっと禿げかかっているし眼鏡だし髭は生えてるし、ということで個人的にはビジュアルとしてはマイナス面がやや多かったものの(わがままw)、いざ観始めると気にならなくなりました。

むしろ、そんなファスベンダーより気になるのは、やっぱりキーラ・ナイトレイ。
最近「プライドと偏見」でただひたすらどこから見ても美しいキーラを堪能したばかりなせいか、よけいにあのシーンが気になりました。そう、顎!(詳しくは言いません)

内容自体は、心理学な苦手なせいもあってあまり頭に入ってきませんでした(え
フロイトとユングってそういう関係だったんだ...と勉強にはなったけれども。そしてユングには愛人がザビーナのあとにもいたのね...とあとから余分な知識を入れました。

あと、全然関係ないのですが、ヴィゴ・モーテンセンがヴィゴ・モーテンセンに見えませんでした。あの人、変装してた???鼻のあたりなんかが。

ファスベンダー出演作にお約束(?)のファスベンダーの(すがり&)泣きシーンは、やはり本作にもありました。...が、個人的にはファスベンダー演じるユングにあまり共感できなかったせいかそれほど胸には来ませんでした。でも彼の一挙一動に心の中で何度も叫ばずにはいられなかった...かっこいい!!!!(結局そこかい

さすが世界の美しい男のトップに輝いただけあります。
これからも期待してますよ!




「マリー・アントワネットに別れをつげて」
(Farewell, My Queen. 2012. フランス)

レア・セドゥに注目しはじめてから気になっていた一作。マリー・アントワネットものってどうせ結末は有名だしマリー・アントワネットに共感できないしで苦手だったのですが、本作は一味違いました。朗読係の視点から、アントワネットやフランス革命による騒ぎを描いていきます。なかなか見応えありました。

気になった場面だけ言っておくと、ゴンドラの漕ぎ手の青年がちょっとかわいそうでした。レア・セドゥは男に翻弄されることのない(そしてどちらかと言えば女性に翻弄される?)役がなんとなく似合いますね。ちなみにその青年を演じていた俳優は監督の実の息子だったみたいです。またどこかで見かけるでしょうか。



「シャンドライの恋」
(Besieged. 1998. イタリア・イギリス)
これは完全に、衝動的にレンタルしました。新作扱いだったので、聞いたことのない作品ではあったけれど新作なのかな?と思ってたら、もう15年近く前の作品でした。監督はベルナルト・ベルトリッチ。共演はハリポタのウィーズリー家のパパ役でお馴染みの(パパ役になる前の)デヴィッド・シューリスと、タンディー・ニュートン。

台詞はわりと少なくて、D.シューリス演じるキンスキーが演奏するピアノの音色が印象的です。重要な場面でスローモーションになるところなんて古風だなあとも思わされるのですが、そこはイタリアの町の雰囲気と相まって魅力的にうつりました。
 
特にラストの切り方が絶妙です。観てよかった。デヴィッド・シューリスの切ない表情が胸に来ました。

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