2014/02/23

2月前半の鑑賞リスト

最近ブログが使いにくいので画像も何もなしで見にくいけれども鑑賞リスト~

「スライディング・ドア」
(Sliding Doors. 1998. イギリス・アメリカ)
この映画のことは本当にずっと前から知っていたのですが、最初から最後まで観たのは初めてでした。

ふとした出来事がきっかけとなり、主人公の人生がふたつに分かれていきます。ふたつの人生は交互に描かれ、描かれた世界を「え、どうなってるの??」と思いながらも映画はそれには答えてくれず、ただ眺めることになりました。不思議な映画です。

本作のジョン・ハナがたまらなくいい!こんな男性がいたらついていきたいです。

「ヒース・レジャーの恋のからさわぎ」
(10 Things I Hate About You. 1999. アメリカ)
これは原題がいいですね...ヒロインの性格もよく表れているようで。
ヒース・レジャーのかっこよさに痺れると共に、やはり彼はもうこの世にはいないんだなあと思うと胸がしめつけられます。

突っこみどころは満載。特に話の大枠となる、可愛い妹は強面の姉がデートしない限りデートできない→妹とデートしたい男たち(約2名)が姉を誘惑するためにあの手この手を使う、という設定にはいつ観ても笑えます。そんなのいくらでも方法あるだろ!と思ってしまうものの、真剣な人物たちのあれやこれや、観ていて映画なのにどことなく舞台っぽくて好きです。

「天才マックスの世界」
(Rushmore. 1998. アメリカ)
出た出た、私の大好きなウェス・アンダーソン監督×子供!!

ジェイソン・シュワルツマンが出ていることは知っていたものの、まさか彼がその「子供」とは…。大人になってからの彼しか知らなかったので、初っ端からそれがすごく新鮮でした。

本作のビル・マーレイは素晴らしいです。マックスに何をされても彼を心から包みこむような存在感、もちろんそれが大きなテーマではないのですが。

もっと早くから知りたかった作品でした。

「ギャザリング」
(The Gathering. 2003. イギリス・アメリカ)
この映画の何が好きって...
設定:田舎町の地下で古い聖堂が発見される、謎のヒロイン(記憶喪失)、不思議な出来事
舞台:イギリス・グラストンベリー!!
出演者:クリスティーナ・リッチ、ヨアン・グリフィズ、スティーヴン・ディレイン!
どこからどう見ても平和なイギリスの田園風景、田舎町に、起こる不思議な出来事...ミスマッチなようでよくできた設定にわくわくします。
この作品でのヨアン・グリフィズはとにかくかっこいいです(結局そこでした)
イギリス製というのがこれでもかというほどに分かる、ちょっと安っぽくて野暮ったい感じのあるサスペンスです。振り返れば腑に落ちない点もあったりするものの、観たあとは心がどことなくひんやりとしてしまう不思議な映画。ラストには切なさもあります。あまり知られてはいないようだけれど私これ大好きです...オススメです!!

「デンジャラス・ビューティー」
(Miss Congeniality. 2001. アメリカ)
これはもう何度も観てるのでテキトーに書きますね笑
変身後のサンドラ・ブロックがムダ毛処理班とかスタッフ全員引き連れて歩くシーンと音楽がいつ観ても最高です。サンドラ・ブロックへの愛を再確認しました。ちなみに「2」は観ません笑

「告発の行方」
(The Accused. 1988. アメリカ)
アメリカで6分に1件起きている(制作年の1988年当時)とされるレイプ事件を扱った、かなりズシリと来る映画でした。

ジョディ・フォスターは本作で初めてのアカデミー賞を獲得しています。彼女とアカデミー賞といえば「羊たちの沈黙」(大好き!)が真っ先に思い浮かぶ私ですが、本作も観てよかったです。彼女がオスカーを本作で獲った決め手のひとつは、私が女性として、いえ人間として直視できなかった場面にあるのだろうなあと思いながら。

本作はアメリカが得意とする法廷映画のひとつとも言えるのでしょう。でも、双方が公平に描かれ、決して被害者側へと感情移入を促すようにはできていないことに気づかされました。特に、実際のところ主人公に何が起こったのか観る側にも終盤までわからないし、主人公がパートナーとなる検事補に隠していたことも数点あります。もちろん直接の加害者は明らかに悪いと思えるものの、他のまわりで見ていた人たちも本当に罪に問われるべきなのか?とふと思わせられました。だからこそ、最後は本当にどうなるのかわからなくて、観ながらも心臓がとめどなく揺れ動いた映画は久しぶりでした。

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