1ヵ月ほど前からハミッシュ・リンクレイターが大変なマイブームなのですが...
個人的な魅力
気の抜けた、とも、ただキョドッているだけ、ともとれる独特の喋り方
まんまるな目(見つめられたい...
ものすごい草食系な雰囲気。科学者役とか意外とはまるんですね
それでいて身長はなんと190cm!
夢中になったきっかけ
「29歳からの恋とセックス」という映画。
「ロボコップ」で主演に抜擢されたジョエル・キナマンが出ているとかで最近レンタルショップの店頭で見受けられるようになったのですが、邦題やアメリカが大量生産してるありきたりなラブコメ!のイメージにだまされずにぜひ観ていただきたいオススメ映画です。好き嫌いはかなり分かれそうだけど
正直ジョエル・キナマンめあてに観たのに、そのジョエルの親友役を演じていたハミッシュにはまるという予想外な展開に。ほんとうに夢中になったきっかけは、彼がヒロインに向けたセリフでした
I cannot believe you!
この言い方、それを取り巻く状況(これはネタバレになるので伏せますが)、実際は修羅場なんですが本作におけるお気に入りシーンの1つに。このセリフを言ったときのハミッシュの表情、カメラワークが最高でした。
**
そういうわけで、ハミッシュ出演作を開拓しようとまず借りてきたのは「バトルシップ」。
日本から浅野忠信が出ていること、リアーナの出演、といった知識で鑑賞しました。ハミッシュは科学者役で、後半にかけてはけっこう出番ありです。
が、正直、前半だけ観ていてレンタルしたことを後悔しかけました...特に冒頭、チキンブリトーを取りに閉店後の店に侵入したテイラー・キッチュの情けない姿とともにピンクパンサーの曲が流れたときは、ほんとどうしようかと思いました(震)。あと、ヒロインもちょっと微妙だし(失礼)、大物リーアム・ニーソンもほとんど出番なしというかこの人何でこんなのに出たの?(もっと失礼)という感じだったし。
でも、結論というかこの作品でわかったことは、本編に入るまでが極端に長い映画は飽きられやすいのかもしれない、ということ。本気で投げ出したくなったけれど、つまりは我慢強く観ていたらわりとおもしろかったのでした。特に最後は爽快。宇宙人と海軍の戦いというプロットに現代においてここまで本気で取り組んだ作品はある意味新鮮でした(褒めてる?
ハミッシュの出演作で特に気になっていた「ザ・フューチャー」は、ちょうどよくWOWOWで放送。
※結末に関するネタバレあり
かなりシュールな映画でした。シュールな映画は大好きなんですが、この世界観はシュールすぎて個人的には入りにくかったような気がします。
特に、主演の2人が世話をすることになる、でも施設で引き取られることになるネコのパウパウが話をするシーンはちょっと不気味でさえありました。パウパウの運命は、「まあ、こうなるんだろうなあ...」と思っていたら本当にその通りに。作品全体にパウパウのそんな運命を連想させるようなある種の切なさが漂っていて、気分の良いときに観るものじゃないかも。
ここでのハミッシュは、彼がもともともつ文化系の雰囲気が作品にするりとマッチ。同じような年に製作された「24歳からの恋とセックス」での短髪とは打って変わってのアフロヘアが素敵。変わってゆく恋人への戸惑い、時間を止めたいと願い足掻く様子が痛いほど伝わってきました。
最後に、「29歳からの恋とセックス」のハミッシュとキャスト&監督
2014/04/13
2014/04/03
それでも夜は明ける
大阪ステーションシティシネマで鑑賞。
大都会の映画館なんて初めてのことです。大都会じゃなくても、縁のない土地の映画館は。とてもきれいな映画館でした。観てからすぐに大阪駅から電車に乗って帰りました。
結末に関するネタバレはありません。
あらすじ
「自由黒人」だったのに奴隷になってしまった...
感想
とにかく緊張しっぱなしでした。スクリーンから熱気とも冷気ともいえない、でも圧倒的な空気が放出されていて、それに逆らうように必死に座席にしがみついて何とか座っていたような気さえします。
というか途中で「いつ終わるの?」とスクリーンの明かりを頼りに腕時計を見ましたもん....誤解のないように言っておきますが退屈だったとかそういうわけではなくして、
「この苦しみはいつ終わるの?」という思いだったのでした。
その点、映画館で観てよかったのかもしれません。どうしても退屈な映画なら時計を確認するまでもなく途中でやめてしまえるということは言うまでもなく、本作のように苦しくて観ていられない映画を家でこたつにでも入りながら観るようなときは一旦停止したりできるので。映画館では、何度も心の中で「このシーンはもういやだ....でも観なくちゃ!」と人知れず闘っていました。
鑑賞後、気になったのは2つ。
まず、差別って、奴隷って何だ?ということでした。
本作には、ソロモン(C. イジョフォー)のような「自由黒人」をはじめ、白人と結婚した「元奴隷」の黒人女性、母が黒人で父が白人という女の子、奴隷なのに主人から可愛がられる幼い女の子など、「差別の対象」であるはずなのに(奴隷になっていないという意味で)差別の対象にならないか、されても程度の軽い黒人が出てきます。彼らと、奴隷として働く黒人の間に一体どんな違いがあるんでしょう。ソロモンだって、証明書という紙切れがないというだけで奴隷と見なされてしまいます。
結局は、差別したいときはするし、しないときはしない、というたったそれだけなのかもしれません。そういう感情はほとんどすべて「白人」という一部の集団がもち、それによって左右される世の中だったんですね。そして今も。集団は違えど。あまり表に出てこないところで。
また、ソロモン自身の、奴隷になる前後の奴隷制度に対する考え方はどうだったのだろうかということ。
拉致される以前は、ソロモンは奴隷制度に対して特に意見は持っていないようで、ただ家族と平和に暮らすことのできる現在に満足しているだけでした。ソロモンが家族と共に出かけた店に、彼らにつられて奴隷黒人が入ってきます。彼はすぐに主人に呼び止められ連れていかれるのですが、そんな彼を見たソロモンが特に何らかの感情を抱いた様子はあまり見受けられません。奴隷というのは自分には程遠い存在であり、まさか自分が奴隷になるだろうということは夢にも思っていないのでした。
捕まったとき、「私は自由黒人だ!」と主張したり(当然の行動には違いない。けれど、現行の奴隷制度にしがみついているようでもある)、まだ日の浅い時期はただ感情をなくして賢く振る舞おうと考えています。同じ境遇にあり、子供と引き離され泣き暮らす黒人女性への決して温かくはない態度も印象的です。この闇はきっといつか終わる。その思いをずっと捨ててはいないのです。
C. イジョフォーの、「奴隷役にしては」(という言い方も語弊がありますが)少し上品すぎるともとれる演技は、ソロモンの自由黒人(しかもバイオリンという一芸に長けている)という本当の身分を反映しているだけにとどまらず、こういったソロモン自身の奴隷制度への見方を暗示しているのではないかと思いました。
個人的注目ポイント
1. マイケル・ファスベンダー
奴隷制度に対し疑問を抱くことのない、「残忍」なエップスを演じています。エップスに限ることなく、当時はこのような人間なんていくらでもいたはず。今だからこそ真っ向から否定し非難することができる
彼のファンとしては複雑というか、そもそも本作は彼のことがあって観るの結構躊躇してました。でも観たあとは、どうやって役作りしたんだろうとか演じる上でどんな心境だったのだろうとか、そういうことが頭をかけめぐりました。
2. ブラピはブラピだった
彼には独特のオーラがあることを差し引いても、本作のブラピはちょっと浮いてたよ...。というより、おいしいところを持っていきすぎだった。別にいいんですけどね。
持っている思想は今私たちが生きている世界(といってもいまだ限られた世界なのだろうけど)のそれと似通っていたからまあ安心して観られたけれども、当時としては早すぎるというか。エップスの心に全く響いておらず、むしろ彼からの嘲笑を買うところにブラピ演じるバスの当時の社会とのずれが反映されていたんでしょうね。
ところでファスベンダーとブラピは共演作がなかなか多いですよね。本作にも同じ画面におさまるシーンはありましたが、およそ15歳の年の差をまったく感じない...ファスベンダーが中3のときブラピは30歳のオトナだった、っていうことでしょ!?←日本的に言ってみた
3. 邦題...
この邦題は何かと問題ありな気もしますが、私は正直あまり気にならなかったというか。
少しシュールともとれ(日常的な生活の様子をバックにした長時間ぶら下げシーンとか)、無駄な説明を一切省きすべてを淡々と描くこの映画の克明な描写を反映したような邦題、だと思いました。どんなに苦しくて理不尽で残酷なことが起き、人が死に鞭で何度も打たれることがあっても、太陽は沈みまた昇る。当たり前だけれども時として不思議ではっとさせられるような現実ですよね。
まあ、そこまで考えて出された邦題なのかというとそれも疑問ですが。それに、やはり誤解を生みやすい邦題はちょっとな...と感じます。実際、文字通りではない意味で「夜」は明けてませんから。
大都会の映画館なんて初めてのことです。大都会じゃなくても、縁のない土地の映画館は。とてもきれいな映画館でした。観てからすぐに大阪駅から電車に乗って帰りました。
(12 Years a Slave. 2013. イギリス・アメリカ)
結末に関するネタバレはありません。
あらすじ
「自由黒人」だったのに奴隷になってしまった...
感想
とにかく緊張しっぱなしでした。スクリーンから熱気とも冷気ともいえない、でも圧倒的な空気が放出されていて、それに逆らうように必死に座席にしがみついて何とか座っていたような気さえします。
というか途中で「いつ終わるの?」とスクリーンの明かりを頼りに腕時計を見ましたもん....誤解のないように言っておきますが退屈だったとかそういうわけではなくして、
「この苦しみはいつ終わるの?」という思いだったのでした。
その点、映画館で観てよかったのかもしれません。どうしても退屈な映画なら時計を確認するまでもなく途中でやめてしまえるということは言うまでもなく、本作のように苦しくて観ていられない映画を家でこたつにでも入りながら観るようなときは一旦停止したりできるので。映画館では、何度も心の中で「このシーンはもういやだ....でも観なくちゃ!」と人知れず闘っていました。
鑑賞後、気になったのは2つ。
まず、差別って、奴隷って何だ?ということでした。
本作には、ソロモン(C. イジョフォー)のような「自由黒人」をはじめ、白人と結婚した「元奴隷」の黒人女性、母が黒人で父が白人という女の子、奴隷なのに主人から可愛がられる幼い女の子など、「差別の対象」であるはずなのに(奴隷になっていないという意味で)差別の対象にならないか、されても程度の軽い黒人が出てきます。彼らと、奴隷として働く黒人の間に一体どんな違いがあるんでしょう。ソロモンだって、証明書という紙切れがないというだけで奴隷と見なされてしまいます。
結局は、差別したいときはするし、しないときはしない、というたったそれだけなのかもしれません。そういう感情はほとんどすべて「白人」という一部の集団がもち、それによって左右される世の中だったんですね。そして今も。集団は違えど。あまり表に出てこないところで。
また、ソロモン自身の、奴隷になる前後の奴隷制度に対する考え方はどうだったのだろうかということ。
拉致される以前は、ソロモンは奴隷制度に対して特に意見は持っていないようで、ただ家族と平和に暮らすことのできる現在に満足しているだけでした。ソロモンが家族と共に出かけた店に、彼らにつられて奴隷黒人が入ってきます。彼はすぐに主人に呼び止められ連れていかれるのですが、そんな彼を見たソロモンが特に何らかの感情を抱いた様子はあまり見受けられません。奴隷というのは自分には程遠い存在であり、まさか自分が奴隷になるだろうということは夢にも思っていないのでした。
捕まったとき、「私は自由黒人だ!」と主張したり(当然の行動には違いない。けれど、現行の奴隷制度にしがみついているようでもある)、まだ日の浅い時期はただ感情をなくして賢く振る舞おうと考えています。同じ境遇にあり、子供と引き離され泣き暮らす黒人女性への決して温かくはない態度も印象的です。この闇はきっといつか終わる。その思いをずっと捨ててはいないのです。
C. イジョフォーの、「奴隷役にしては」(という言い方も語弊がありますが)少し上品すぎるともとれる演技は、ソロモンの自由黒人(しかもバイオリンという一芸に長けている)という本当の身分を反映しているだけにとどまらず、こういったソロモン自身の奴隷制度への見方を暗示しているのではないかと思いました。
個人的注目ポイント
1. マイケル・ファスベンダー
奴隷制度に対し疑問を抱くことのない、「残忍」なエップスを演じています。エップスに限ることなく、当時はこのような人間なんていくらでもいたはず。今だからこそ真っ向から否定し非難することができる
彼のファンとしては複雑というか、そもそも本作は彼のことがあって観るの結構躊躇してました。でも観たあとは、どうやって役作りしたんだろうとか演じる上でどんな心境だったのだろうとか、そういうことが頭をかけめぐりました。
2. ブラピはブラピだった
彼には独特のオーラがあることを差し引いても、本作のブラピはちょっと浮いてたよ...。というより、おいしいところを持っていきすぎだった。別にいいんですけどね。
持っている思想は今私たちが生きている世界(といってもいまだ限られた世界なのだろうけど)のそれと似通っていたからまあ安心して観られたけれども、当時としては早すぎるというか。エップスの心に全く響いておらず、むしろ彼からの嘲笑を買うところにブラピ演じるバスの当時の社会とのずれが反映されていたんでしょうね。
ところでファスベンダーとブラピは共演作がなかなか多いですよね。本作にも同じ画面におさまるシーンはありましたが、およそ15歳の年の差をまったく感じない...ファスベンダーが中3のときブラピは30歳のオトナだった、っていうことでしょ!?←日本的に言ってみた
3. 邦題...
この邦題は何かと問題ありな気もしますが、私は正直あまり気にならなかったというか。
少しシュールともとれ(日常的な生活の様子をバックにした長時間ぶら下げシーンとか)、無駄な説明を一切省きすべてを淡々と描くこの映画の克明な描写を反映したような邦題、だと思いました。どんなに苦しくて理不尽で残酷なことが起き、人が死に鞭で何度も打たれることがあっても、太陽は沈みまた昇る。当たり前だけれども時として不思議ではっとさせられるような現実ですよね。
まあ、そこまで考えて出された邦題なのかというとそれも疑問ですが。それに、やはり誤解を生みやすい邦題はちょっとな...と感じます。実際、文字通りではない意味で「夜」は明けてませんから。
2014/03/26
バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!
(Bacherolette. 2012. アメリカ)
結婚式前夜に花嫁のドレス破いちゃった
感想
評判がよろしくないので期待してなかったんですが、かなり楽しめました。まあ、下品でしたけど。
登場人物にはまったく感情移入できないのですが、非常識でぶっ飛んだ人たちは映画だと思うから見ていて楽しいのです。むしろこのような人たちは日常生活ではなかなかお目にかかれない。そう考えるとどこか貴重でした(褒めてる?
登場人物にはまったく感情移入できないのですが、非常識でぶっ飛んだ人たちは映画だと思うから見ていて楽しいのです。むしろこのような人たちは日常生活ではなかなかお目にかかれない。そう考えるとどこか貴重でした(褒めてる?
個人的注目ポイント
1. アダム・スコット
ブライズメイドの1人、ジェナの元カレを演じていたのがアダム・スコット。最近はドラマParks and Recreationで有名とのことですが。表情を変えずに話すこの人の演技が好きです。ラストのスピーチがすっごく下品なんですが最高でした。
2. 主題歌
I'm Gonna Be (500 miles)!
どこかで聞いたことあると思ったら、ジョニー・デップの「妹の恋人」でも使われていたんですね。名曲ですが、本作にはなかなか似合っていました。歌詞が素敵!
全体的に
キャストに好きな人がいるとかそうでないと多分観られない映画だろうな....。キルステンはなぜ出たのでしょうか。久しぶりに見る彼女のちょっとハジけた演技、どことなく「チアーズ!」を思い出させました。
あと、バチェロレッテなんですね...ずっとバチェロッテだと思ってましたw
2. 主題歌
I'm Gonna Be (500 miles)!
どこかで聞いたことあると思ったら、ジョニー・デップの「妹の恋人」でも使われていたんですね。名曲ですが、本作にはなかなか似合っていました。歌詞が素敵!
全体的に
キャストに好きな人がいるとかそうでないと多分観られない映画だろうな....。キルステンはなぜ出たのでしょうか。久しぶりに見る彼女のちょっとハジけた演技、どことなく「チアーズ!」を思い出させました。
あと、バチェロレッテなんですね...ずっとバチェロッテだと思ってましたw
2014/03/24
LOOPER/ルーパー
(Looper. 2012. アメリカ)
あらすじ
30年後の自分を殺さなきゃ!
感想
こういうタイムトラベルもの、仕組みについては私は考えるのさえあきらめてほぼ思考停止状態で観る派なんですが…
まさか登場人物の口から
「タイムトラベルなんて知るか」(by ブルース・ウィリス)
なんて言葉が飛び出すとは思いませんでしたよ。さすがに「ちょ、ちょっとぉ!」とツッコミを入れてしまいました。
確かにこの人が言うと謎の説得力が増すのですが、だからってそれで片付けてしまおうなんて…良い度胸です笑
未来から送られてくる、自分を含めた人間を殺すのがルーパー(処刑人)としての現在の自分の仕事。その設定だけでも頭で処理するのに時間がかかるのに、更に超能力をもった子供を出してくるとは、将来が楽しみであり不安でもある意欲作だと思いました。この超能力については最初に触れられたのがかなり冒頭の方だったので、途中に久しぶりに出てきたときは「こんなのあったっけ?」としばらく考えこんでしまいましたが。
個人的注目ポイント
1. ジョセフ・ゴードン・レヴィット→ブルース・ウィリス
個人的も何も、観た人みんなが注目しないわけにはいかない点ですよね。若いジョーと30年後のジョーを演じています。
中盤でいかにジョセフからブルースに成長したのかがわかる流れがあったのですが、正直一部あまり見たくない部分がありましたw
また、将来ブルース・ウィリスみたいになるんだなと説得力を得るために、ジョセフ・ゴードン・レヴィットはブルースに見た目も中身もなりきっています。仕草の似せ方はうまいの一言、顔もかなりいじっていました。鑑賞後はもとの彼の顔を忘れて思わずGoogleの画像検索をかけたくなったほどでした…
2. 子役がすごい
若いジョーが出会う親子。息子の方は将来かなりの大物になるという設定なのですが、演じた子役がすごかったです…良く言えば演技上手、悪く言えばただただ不気味でした。母親を演じたのはエミリー・ブラント。若いせいか何なのか、親子というより姉弟に見えました。この親子を救うためにジョーが最後にとった行動には背筋が震えました。
2014/03/23
プロヴァンスの贈りもの
(A Good Year. 2006. アメリカ)
あらすじ
死んだおじさんが遺したプロヴァンスの家とかブドウ畑とか、どうする!?
感想
なんとも穏やかな映画でした。マリオン・コティヤールの美しさに主人公でなくとも惚れ惚れ…。監督のリドリー・スコットが英国人であることを思い出させるような演出。
おじさんの遺産なんてそんなもん全部売却してロンドンに帰ってやるよ!と思っていたマックス(ラッセル・クロウ)。ところがフランスに着いて早々なぜか1週間の停職となり(笑)、幼い頃よく夏を過ごしたシャトーで過ごしているうちにいろいろな思い出が蘇ってきます。この回想シーンが、どうすれば大人になったらラッセル・クロウになるのかわからない少年時代を演じるフレディ・ハイモア君の可愛さ、アルバート・フィニーの微笑ましいおじいちゃん、じゃなくて、おじさんぶりとあいまって、素敵でした。
ラストでわかる、ファニーとは実は…という流れはかなり好きでした。使い古されたようなネタだけれど、いいんです!
個人的注目ポイント
1. 英国人ラッセル・クロウ
彼はニュージーランド出身なんですね。ニュージーランドの英語がどんなものなのかイギリス英語に近いのかどうかさえよくわかりませんが、英国人になりきるラッセル・クロウはなかなかよかったです。「一体どうしろっていうんだよ!」と慌てふためき、特にプールに落ちてしまったシーンでは他の作品では見られない彼の普通の男ぶりが楽しめます。わりと新鮮。リドリー・スコット監督、さすが彼の使い方をよくわかってますね。
2. マリオン・コティヤール
マックスがプロヴァンスの町で出会う
ファニーを演じています。本当に美しい。まぶしい。そして強い笑。フランスの女性ってみんなこんな感じなのかなあと思わされます。
マリオン・コティヤール、「TAXI」シリーズで出ていた頃からなんとなく注目してたんですが、まさかこんなに有名になるとは、と何度も思ってしまいます。本作はオスカーを獲る前ですが。ラッセル・クロウも「グラディエーター」で獲ったし、今思えばオスカーコンビのロマンスなんですね〜
3. 暗いロンドン、まぶしいプロヴァンス
プロヴァンスに辿り着いたマックスは頻繁にロンドンと連絡を取り合うのですが、そのときに出てくるロンドンはほぼすべてのシーンで雨が降っていたような…笑。いくらなんでも降らせすぎ!ロンドンだしとりあえず雨でも降らせとく?ということなのでしょうか。画面も薄暗くてなんか青かったです。
一方、プロヴァンスは常にまぶしいです。まぶしげに目を細める人物たちの顔が印象的。ぜひ行ってみたいものです。
(マニアックな)おまけ
本作には、まだあまりオーラのない頃の(失礼?)アビー・コーニッシュが出ています。登場シーンではマックスに7その歯並びは、アメリカ人だな?」なんて言われてますが。
そのアビーと数年後「ウォリスとエドワード」で夫婦役となり殴り合いのバトルをすることになるリチャード・コイルも、本作にマックスのライバル役で出演。直接の共演シーンはありません。リチャード・コイル、どちらもあまり日の当たらない役だったんですが最近ちょっと気になってます。一発屋に終わった?「プリンス・オブ・ペルシャ」にも出ていたらしいですが今となってはわからない…
2014/03/21
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
(W.E. 2012. イギリス)
あらすじ
国王に愛された人妻、と彼女に思いをはせる現代ニューヨークの女性
感想
ちょっと文句をつけがたい意欲作です。内容はかなり凝っています。
「英国王のスピーチ」でちょっとだけ出てきた、現エリザベス女王の伯父にあたるエドワート8世と、アメリカ人女性ウォリス・シンプソンの許されない恋を描きます。だから「英国王のスピーチ」とセットで観るとおもしろいかもしれません。雰囲気はなぜだか全然違いますが。
...といいつつも、この邦題に惹かれて観るとちょっとびっくりするかも。なぜなら物語の中心は、アビー・コーニッシュ演じる1998年ニューヨークに住む元学芸員ウォリー・ウィンスロップだから。彼女は自分の名前がウォリスにちなんでいるということからも、個人的にウォリスに惹かれています。仲がうまくいっていない夫に黙ってオークションで彼女の遺品を高値で買い取ってしまうほどに。
内容については、冒頭からいきなりDV夫が出てきて怖かった...。DV夫は人は違いますが本作ではまた出てきます。DVだけが理由ではありませんが、男性に受けは悪いかもしれません。というか男性には理解しがたい部分もあるかも。
正直なところ、ウォリーを演じるアビー・コーニッシュが個人的に好きだったり話の流れやちょっとしたスリルがあったりして、現代編の方がおもしろかったです。
個人的注目ポイント
1. 話のテンポが良い!
監督はマドンナです。あのマドンナですよ....。見間違いかと二度見しちゃいましたよ。前にも監督作はあるみたいですが、正直あまり期待してませんでした。そういうわけなのでびっくりすると共に、これがマドンナらしさなのかもしれないなあと漠然と思わされました。
特に、非常に細かいんですが、ウォリー(アビー・コーニッシュ)が夫ウィリアム(リチャード・コイル)とやり合うシーン。激しい視線で向き合ったあとに一瞬だけ2人同時に相手から視線を逸らすところがあるんですが、ただただ「かっこいい...」と感じました(必死なシーンなのに、ノンキなものです)。
2. オスカー・アイザック
鑑賞の決め手は実は彼だったりします...
夫とうまくいかない女性が出会い恋に落ちる男性としてはおとぎ話にも程があるよ!と言いたくなるくらい素敵な男性を演じています。
3. アンドレア・ライズボロー
「オブリビオン」で観たのが初めてでした。国王に王冠を投げ出すほど愛される女性ウォリスを熱演してます。本当は英国人なのに、見事に奔放なアメリカ人女性になりきっていました。さすがRADA出身!
4. 主題歌
マドンナの歌うMasterpiece、GG賞を受賞しています。歌詞が映画の内容を示しているともとれます。
おまけ
エドワード8世の弟でエリザベス女王の父親にあたる、そして「英国王のスピーチ」ではコリン・ファースが演じていたジョージ5世を、本作ではジェームズ・フォックスが演じています。「穴」でキーラの彼氏を演じていたあの男ですw
また、現代のウォリーを演じていたリチャード・コイル、本作では本当にろくでもない男(動機は最後までよくわからなかったけれど)を演じていましたが、声がなかなか素敵な英国俳優でした。なんとなくマイケル・シーンに似ていなくもないのでした。
2014/03/20
好きな俳優(Actresses)
好きな女優も集めてみました。
ミア・ワシコウスカ
ミア・ワシコウスカ
Mia Wasikowska
出会い:たぶん「ジェーン・エア」
オススメ:「ジェーン・エア」「イノセント・ガーデン」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」
立ち位置:常に気になる大好きな女優。マルチでアートで私服も素敵。もはや本人になりたいと思わせる人。眉をひそめててくれないと逆に不安になる謎な人。監督作にも期待
クリスティーナ・リッチ
Christina Ricci
出会い:忘れた
オススメ:「スリーピー・ホロウ」「ギャザリング」「ニャンタッチャブル」
立ち位置:元マイベスト女優。どうして好きなのか理由もわからないほどはまって出演作はひと通り観た人
イモジェン・プーツ
Imogen Poots
Imogen Poots
出会い:「フライトナイト」
オススメ:「フライトナイト」「フィルス」「センチュリオン」
立ち位置:笑顔がとにかく好きな人。この人の話す英語が大好き
アビー・コーニッシュ
Abbie Cornish
出会い:不明
オススメ:「ウォリスとエドワード」
立ち位置:とにかくルックスに惹かれる人。特に横顔が素敵。視線の演技がうまいと思う人。最近のお気に入り
レア・セドゥ
Léa Seydoux
出会い:「イングロリアス・バスターズ」かM:i4
オススメ:「うつくしい人」「ミッドナイト・イン・パリ」
立ち位置:いろいろと油断できない人。幸せな役が「ミッドナイト〜」くらいしかないんじゃないかと心配になる人。フランスの恋愛映画を得意にならないとな...と思わせてくれる人
グレタ・ガーウィグ
Greta Gerwig
出会い:「29歳からの恋とセックス」
オススメ:開拓中。Frances Ha観たい!!
立ち位置:これから開拓していきたい才媛
エマ・ワトソン
Emma Watson
出会い:ハリポタに違いない
オススメ:ハリポタくらいしかまともに観たことないので何とも言えないけれども未見の「ウォールフラワー」(暫定)
立ち位置:なんだかんだ言って好きな人。ファッションが気になる人。セレブマガジンとか見てるときに思わず姿を探しちゃう人(ここまで女優業関係なかったw
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