2014/03/26

バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!


(Bacherolette. 2012. アメリカ)
 
あらすじ
結婚式前夜に花嫁のドレス破いちゃった

感想
評判がよろしくないので期待してなかったんですが、かなり楽しめました。まあ、下品でしたけど。

登場人物にはまったく感情移入できないのですが、非常識でぶっ飛んだ人たちは映画だと思うから見ていて楽しいのです。むしろこのような人たちは日常生活ではなかなかお目にかかれない。そう考えるとどこか貴重でした(褒めてる?
 
 
個人的注目ポイント
1. アダム・スコット
ブライズメイドの1人、ジェナの元カレを演じていたのがアダム・スコット。最近はドラマParks and Recreationで有名とのことですが。表情を変えずに話すこの人の演技が好きです。ラストのスピーチがすっごく下品なんですが最高でした。

2. 主題歌
I'm Gonna Be (500 miles)!
どこかで聞いたことあると思ったら、ジョニー・デップの「妹の恋人」でも使われていたんですね。名曲ですが、本作にはなかなか似合っていました。歌詞が素敵!


全体的に
キャストに好きな人がいるとかそうでないと多分観られない映画だろうな....。キルステンはなぜ出たのでしょうか。久しぶりに見る彼女のちょっとハジけた演技、どことなく「チアーズ!」を思い出させました。

あと、バチェロレッテなんですね...ずっとバチェロッテだと思ってましたw

2014/03/24

LOOPER/ルーパー

(Looper. 2012. アメリカ)

あらすじ
30年後の自分を殺さなきゃ!
 

感想
こういうタイムトラベルもの、仕組みについては私は考えるのさえあきらめてほぼ思考停止状態で観る派なんですが…

まさか登場人物の口から
「タイムトラベルなんて知るか」(by ブルース・ウィリス)
なんて言葉が飛び出すとは思いませんでしたよ。さすがに「ちょ、ちょっとぉ!」とツッコミを入れてしまいました。
確かにこの人が言うと謎の説得力が増すのですが、だからってそれで片付けてしまおうなんて…良い度胸です笑

未来から送られてくる、自分を含めた人間を殺すのがルーパー(処刑人)としての現在の自分の仕事。その設定だけでも頭で処理するのに時間がかかるのに、更に超能力をもった子供を出してくるとは、将来が楽しみであり不安でもある意欲作だと思いました。この超能力については最初に触れられたのがかなり冒頭の方だったので、途中に久しぶりに出てきたときは「こんなのあったっけ?」としばらく考えこんでしまいましたが。
 

個人的注目ポイント
1. ジョセフ・ゴードン・レヴィット→ブルース・ウィリス
個人的も何も、観た人みんなが注目しないわけにはいかない点ですよね。若いジョーと30年後のジョーを演じています。

中盤でいかにジョセフからブルースに成長したのかがわかる流れがあったのですが、正直一部あまり見たくない部分がありましたw

また、将来ブルース・ウィリスみたいになるんだなと説得力を得るために、ジョセフ・ゴードン・レヴィットはブルースに見た目も中身もなりきっています。仕草の似せ方はうまいの一言、顔もかなりいじっていました。鑑賞後はもとの彼の顔を忘れて思わずGoogleの画像検索をかけたくなったほどでした…

2. 子役がすごい
若いジョーが出会う親子。息子の方は将来かなりの大物になるという設定なのですが、演じた子役がすごかったです…良く言えば演技上手、悪く言えばただただ不気味でした。母親を演じたのはエミリー・ブラント。若いせいか何なのか、親子というより姉弟に見えました。この親子を救うためにジョーが最後にとった行動には背筋が震えました。

2014/03/23

プロヴァンスの贈りもの


(A Good Year. 2006. アメリカ)

あらすじ
死んだおじさんが遺したプロヴァンスの家とかブドウ畑とか、どうする!?
 

感想
なんとも穏やかな映画でした。マリオン・コティヤールの美しさに主人公でなくとも惚れ惚れ…。監督のリドリー・スコットが英国人であることを思い出させるような演出。

おじさんの遺産なんてそんなもん全部売却してロンドンに帰ってやるよ!と思っていたマックス(ラッセル・クロウ)。ところがフランスに着いて早々なぜか1週間の停職となり(笑)、幼い頃よく夏を過ごしたシャトーで過ごしているうちにいろいろな思い出が蘇ってきます。この回想シーンが、どうすれば大人になったらラッセル・クロウになるのかわからない少年時代を演じるフレディ・ハイモア君の可愛さ、アルバート・フィニーの微笑ましいおじいちゃん、じゃなくて、おじさんぶりとあいまって、素敵でした。

ラストでわかる、ファニーとは実は…という流れはかなり好きでした。使い古されたようなネタだけれど、いいんです!
 

個人的注目ポイント
1. 英国人ラッセル・クロウ
彼はニュージーランド出身なんですね。ニュージーランドの英語がどんなものなのかイギリス英語に近いのかどうかさえよくわかりませんが、英国人になりきるラッセル・クロウはなかなかよかったです。「一体どうしろっていうんだよ!」と慌てふためき、特にプールに落ちてしまったシーンでは他の作品では見られない彼の普通の男ぶりが楽しめます。わりと新鮮。リドリー・スコット監督、さすが彼の使い方をよくわかってますね。

2. マリオン・コティヤール
マックスがプロヴァンスの町で出会う
ファニーを演じています。本当に美しい。まぶしい。そして強い笑。フランスの女性ってみんなこんな感じなのかなあと思わされます。
マリオン・コティヤール、「TAXI」シリーズで出ていた頃からなんとなく注目してたんですが、まさかこんなに有名になるとは、と何度も思ってしまいます。本作はオスカーを獲る前ですが。ラッセル・クロウも「グラディエーター」で獲ったし、今思えばオスカーコンビのロマンスなんですね〜

3. 暗いロンドン、まぶしいプロヴァンス
プロヴァンスに辿り着いたマックスは頻繁にロンドンと連絡を取り合うのですが、そのときに出てくるロンドンはほぼすべてのシーンで雨が降っていたような…笑。いくらなんでも降らせすぎ!ロンドンだしとりあえず雨でも降らせとく?ということなのでしょうか。画面も薄暗くてなんか青かったです。
一方、プロヴァンスは常にまぶしいです。まぶしげに目を細める人物たちの顔が印象的。ぜひ行ってみたいものです。


(マニアックな)おまけ
本作には、まだあまりオーラのない頃の(失礼?)アビー・コーニッシュが出ています。登場シーンではマックスに7その歯並びは、アメリカ人だな?」なんて言われてますが。
そのアビーと数年後「ウォリスとエドワード」で夫婦役となり殴り合いのバトルをすることになるリチャード・コイルも、本作にマックスのライバル役で出演。直接の共演シーンはありません。リチャード・コイル、どちらもあまり日の当たらない役だったんですが最近ちょっと気になってます。一発屋に終わった?「プリンス・オブ・ペルシャ」にも出ていたらしいですが今となってはわからない…

2014/03/21

ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋


  (W.E. 2012. イギリス)

あらすじ
国王に愛された人妻、と彼女に思いをはせる現代ニューヨークの女性


感想
ちょっと文句をつけがたい意欲作です。内容はかなり凝っています。

「英国王のスピーチ」でちょっとだけ出てきた、現エリザベス女王の伯父にあたるエドワート8世と、アメリカ人女性ウォリス・シンプソンの許されない恋を描きます。だから「英国王のスピーチ」とセットで観るとおもしろいかもしれません。雰囲気はなぜだか全然違いますが。

...といいつつも、この邦題に惹かれて観るとちょっとびっくりするかも。なぜなら物語の中心は、アビー・コーニッシュ演じる1998年ニューヨークに住む元学芸員ウォリー・ウィンスロップだから。彼女は自分の名前がウォリスにちなんでいるということからも、個人的にウォリスに惹かれています。仲がうまくいっていない夫に黙ってオークションで彼女の遺品を高値で買い取ってしまうほどに。

内容については、冒頭からいきなりDV夫が出てきて怖かった...。DV夫は人は違いますが本作ではまた出てきます。DVだけが理由ではありませんが、男性に受けは悪いかもしれません。というか男性には理解しがたい部分もあるかも。

正直なところ、ウォリーを演じるアビー・コーニッシュが個人的に好きだったり話の流れやちょっとしたスリルがあったりして、現代編の方がおもしろかったです。というかウォリスの方が正直途中からまぶたが重くなっ.....ウォリスとウォリーのエピソードが、うまい具合に重なり合っていくさまは観ていて心地よかったけれども。


個人的注目ポイント
1. 話のテンポが良い!
監督はマドンナです。あのマドンナですよ....。見間違いかと二度見しちゃいましたよ。前にも監督作はあるみたいですが、正直あまり期待してませんでした。そういうわけなのでびっくりすると共に、これがマドンナらしさなのかもしれないなあと漠然と思わされました。

特に、非常に細かいんですが、ウォリー(アビー・コーニッシュ)が夫ウィリアム(リチャード・コイル)とやり合うシーン。激しい視線で向き合ったあとに一瞬だけ2人同時に相手から視線を逸らすところがあるんですが、ただただ「かっこいい...」と感じました(必死なシーンなのに、ノンキなものです)。

2. オスカー・アイザック
鑑賞の決め手は実は彼だったりします...
夫とうまくいかない女性が出会い恋に落ちる男性としてはおとぎ話にも程があるよ!と言いたくなるくらい素敵な男性を演じています。

3. アンドレア・ライズボロー
「オブリビオン」で観たのが初めてでした。国王に王冠を投げ出すほど愛される女性ウォリスを熱演してます。本当は英国人なのに、見事に奔放なアメリカ人女性になりきっていました。さすがRADA出身!

4. 主題歌
マドンナの歌うMasterpiece、GG賞を受賞しています。歌詞が映画の内容を示しているともとれます。


おまけ
エドワード8世の弟でエリザベス女王の父親にあたる、そして「英国王のスピーチ」ではコリン・ファースが演じていたジョージ5世を、本作ではジェームズ・フォックスが演じています。「穴」でキーラの彼氏を演じていたあの男ですw
また、現代のウォリーを演じていたリチャード・コイル、本作では本当にろくでもない男(動機は最後までよくわからなかったけれど)を演じていましたが、声がなかなか素敵な英国俳優でした。なんとなくマイケル・シーンに似ていなくもないのでした。

2014/03/20

好きな俳優(Actresses)

好きな女優も集めてみました。

ミア・ワシコウスカ
Mia Wasikowska
出会い:たぶん「ジェーン・エア」
オススメ:「ジェーン・エア」「イノセント・ガーデン」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」
立ち位置:常に気になる大好きな女優。マルチでアートで私服も素敵。もはや本人になりたいと思わせる人。眉をひそめててくれないと逆に不安になる謎な人。監督作にも期待

クリスティーナ・リッチ
Christina Ricci
出会い:忘れた
オススメ:「スリーピー・ホロウ」「ギャザリング」「ニャンタッチャブル」
立ち位置:元マイベスト女優。どうして好きなのか理由もわからないほどはまって出演作はひと通り観た人

イモジェン・プーツ
Imogen Poots
出会い:「フライトナイト」
オススメ:「フライトナイト」「フィルス」「センチュリオン」
立ち位置:笑顔がとにかく好きな人。この人の話す英語が大好き

アビー・コーニッシュ
Abbie Cornish
出会い:不明
オススメ:「ウォリスとエドワード」
立ち位置:とにかくルックスに惹かれる人。特に横顔が素敵。視線の演技がうまいと思う人。最近のお気に入り

レア・セドゥ
Léa Seydoux
出会い:「イングロリアス・バスターズ」かM:i4
オススメ:「うつくしい人」「ミッドナイト・イン・パリ」
立ち位置:いろいろと油断できない人。幸せな役が「ミッドナイト〜」くらいしかないんじゃないかと心配になる人。フランスの恋愛映画を得意にならないとな...と思わせてくれる人

グレタ・ガーウィグ
Greta Gerwig
出会い:「29歳からの恋とセックス」
オススメ:開拓中。Frances Ha観たい!!
立ち位置:これから開拓していきたい才媛

エマ・ワトソン
Emma Watson 
出会い:ハリポタに違いない
オススメ:ハリポタくらいしかまともに観たことないので何とも言えないけれども未見の「ウォールフラワー」(暫定)
立ち位置:なんだかんだ言って好きな人。ファッションが気になる人。セレブマガジンとか見てるときに思わず姿を探しちゃう人(ここまで女優業関係なかったw

2014/03/19

ロボコップ


  (Robocop. 2014. アメリカ)

あらすじ
:瀕死状態からロボコップになったと思ったら改良を重ねられ最後には...


鑑賞の決め手
:アビー・コーニッシュ!!!彼女がマーフィーの妻役で出演すると知らなかったら観ていたかどうかちょっと怪しいです。いくらキナマン主演でも!
あとはもちろんゲイリー・オールドマン


感想
期待していたよりもおもしろかった。ラストになぜか泣いた。

ハリウッド映画にしてはそれらしくない、ちょっぴり地味でアイロニーのきいた映画だったと思います。そこがなんともいえず好きなんです。でもラストの切り方は微妙...だととられてもしかたないかも。

ただ逆に言えば、ロボコップ!ロボット!アクション!と期待していたらちょっとがっかりなのかなと。好みは完全に分かれるのではないでしょうか。アクション大作というものがそもそも苦手な私は、断然好きです。家族愛も、大好きです。


個人的注目ポイント
1. アビー・コーニッシュ
美しすぎました。彼女の横顔大好きなんです。彼女の鼻になりたい(謎)

と、容姿のことは置いておいて、本作ではかなり光っていたと思いますよ彼女。
ロボットにされてしまった夫を見つめるまなざしに何度も熱くなりました。いくら自分が同意したこととはいえ...と葛藤する妻の姿。特に、マーフィーが最終的には感情も失ったことがわかる、初めてのお披露目のシーンでは優しいまなざしから一瞬にして戸惑いをおぼえ始める表情の変化がよかったです。

2. ゲイリー・オールドマン
本作のMVPですよ、いろんな意味で。
マイケル・キートン演じるCEOからどんどん無理難題をつきつけられ、慌てふためきながらも乗り越えていくさまには哀愁さえ感じました。いや、冗談じゃなく。
彼が出ているだけで画面が締まるとともに、なぜか安心感も生まれますね。ひと昔前に悪役で出まくっていた頃からは想像もできなかったことでしょう。

3. ピーナツ???
観た人ならわかる、マーフィーの手術シーン。彼が「ピーナツの味がする」とか何とか言っていたのですが、ああいうエピソード他の映画にもなかったっけ?題材的には頭パックリシーンのあるハンニバルあたりが怪しいのではと目をつけているのですが、場面が場面なだけにあまり深入りしたくない疑問ではあります。

4. 音楽
実はスターチャンネルの粋な計らい(?)で今月はじめに放送された旧作ロボコップをやっと観たわけですが...その頃は特に気にもとめていなかったはずなのに、本作で流れていたあのテーマソングを聴いて「あ、あの曲!」と思い嬉しくなりました。何度聴いてもかっこいいです。

5. スーツの色
忘れちゃいけない、スーツの色。ラストで元に戻ったところに、なぜだかグッと来るものがありました。



機会があればぜひもう一度観に行きたいと考えています。あの心地よくさえ聞こえる発砲音を、もう一度劇場で。


おまけ
本作で主演のジョエル・キナマンが気になった方!
彼の貴重な(?)ラブコメ、 「29歳からの恋とセックス」 もぜひ!最近のわかりやすいラブコメに飽き飽きした人には特におすすめです。

2014/03/18

ビザンチウム

公開前から気になっていた作品。DVDが既にリリースされていることを知らずにレンタルショップへ行って、思わぬ収穫でした。

             

  (Byzantium. 2012. イギリス・アイルランド)

あらすじ:ヴァンパイア姉妹(表向きは)の逃避行



以下、完全ネタバレです。



話の展開のしかたには思わず引きこまれました。冒頭から、クララ(ジェマ・アータートン)が売春宿で客ともみ合いになったと思ったら怪しげな男との追跡劇スタート。息つく間もなく、クララは彼を非常にショッキングな方法で殺します(苦手な人はここでもうダメかもしれません

そのクララには、エレノア(シアーシャ・ローナン)という妹がいます。2人の正体がしだいに明らかとなり、更に彼女たちが辿ってきた歴史をたびたび振り返りながら物語は進んでちきます。

撮影について詳しいことはわかりませんが、景色はただもう暗くて美しい。昼間の場面さえどこか暗い。薄青い。「ビザンチウム」とはクララが経営することになる売春宿の名前です。夜になるとそのネオンがきらめいて…更にアイルランドのひんやりと冷たげな夜の風景とあいまって、どこにでもある街の一角のはずなのにとても幻想的な雰囲気が作り出されていました。

もう個人的には自分の好きな要素がこれでもかというほど詰めこまれた最高の映画だ!とも思っていたのですが、、

最後のダーヴェルの行動にはちょっと疑問が。エレノアやクララのようなヴァンパイアとして生きたい、というのが彼がもとからもっていた願いで、それによって彼は2人を助けるのですが、少し唐突すぎたような印象を受けました。話の流れとしては嫌いじゃないのですが、それならもうすこしダーヴェルの心の葛藤のようなものを描いてほしかったなと。最初のクララとの浜辺での出会いの時点からダーヴェルの誠実さは垣間見えていたからその必要はなかったのかな。まあ正直に言えば、クララが辿ってきた歴史をもっと深く詳しく(私が)見たかった!というだけなのですが笑

そういうわけで、本作はクララとダーヴェルのロマンスに限りなく近い話として観てもおもしろいかもしれません。2人は結局共に生きていくようだし。母と娘は別れてしまったけれど、それぞれにまた違う相手を見つけて歩んでゆくのだなと思わせるラストはもうハッピーエンドなのでしょうね。

最後に、キャストについて。肝っ玉母ちゃんとして迫力満点だったジェマ・アータートンはやっぱり非ハリウッド女優らしい?たくましさと大胆な演技。シアーシャ・ローナンの美しさは際立っていました。何度も彼女のアップを見せつけられた気もします嬉しかったからいいけれど!影のある美少女です。またケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、「アンチヴァイラル」を少しだけ観たままでそのイメージがあったものの、本作では危ういようでいて少年らしさももった、(ヴァンパイアなどに比べれば!)普通の男の子を演じていました。抑えた演技やしかめっ面が素敵だったサム・ライリーの出演作も、どんどんチェックしていきたいですね。ジョニー・リー・ミラーは嫌な男を演じさせたら踏みつけたいほど憎たらしい男になってそれがすごいと思いました。

2014/03/16

好きな俳優(Actors)

好きな俳優を集めてみました。オススメはかなり偏見が入っているのであしからず。立ち位置についても完全なる個人的見解なので変なのも入っています(え


マイケル・ファスベンダー
Michael Fassbender 
出会い:「エンジェル」
オススメ:「ジェーン・エア」「フィッシュ・タンク」はじめ全作!w
立ち位置:形容しがたいほどとにかく好きな人。あまり有名になってほしくないしできればもっとヨーロッパ映画で見たい人

ジェイミー・ベル
Jamie Bell
出会い:忘れた。意外と「ジャンパー」とかかもしれないw
オススメ:「リトル・ダンサー」(私のオールタイムベスト)
立ち位置:癒し。ときどき近況チェックしたい人

ジェームズ・マカヴォイ
James McAvoy
出会い:「ペネロピ」
オススメ: 「フィルス」 「ペネロピ」「つぐない」
立ち位置:大好きスコッツマン

マシュー・グード
Matthew Goode
出会い:「チェイシング・リバティ」
オススメ:「イノセント・ガーデン」「チェイシング・リバティ」「シングルマン」
立ち位置:隣に座って読書しててほしい人。目をあんまり大きく開けてほしくない人

ジョセフ・ゴードン・レヴィット
Joseph Gordon-Levitt
出会い:「(500)日のサマー」
オススメ:「(500)日のサマー」「恋のからさわぎ」「ルーパー」(ブルース・ウィリスのモノマネ的な意味で)あと今年のオスカー授賞式でエマちゃんとプレゼンター務めたところ
立ち位置:元理想の男性

ハミッシュ・リンクレイター
Hamish Linklater
オススメ:開拓中。「ザ・フューチャー」観たい!!
立ち位置:新・理想の男性??

マット・デーモン
Matt Damon
出会い:忘れた
オススメ:「リプリー」「ボーン」シリーズ
立ち位置:安心して見ていられる人

オスカー・アイザック
Oscar Isaac
出会い:「エンジェル・ウォーズ」
オススメ:「エンジェル・ウォーズ」のエンディング!!「ウォリスとエドワード」
立ち位置:キャスティングされてる映画はジャンル問わず観たいと思わせる人。また歌ってほしい人

ガブリエル・バーン
Gabriel Byrne
出会い:忘れた。「エンド・オブ・デイズ」の悪魔役かな?
オススメ:開拓中というか「ユージュアル・サスペクツ」さえ未見なんですが「アサシン」!
立ち位置:年いきすぎてるけどお父さんにしたい人

ゲイリー・オールドマン
Gary Oldman
出会い:忘れた。「エアフォース・ワン」かな?
オススメ:「レオン」「裏切りのサーカス」
立ち位置:近頃思わぬ映画に出ていて気になる人。けれどもその映画をことごとく見逃しちゃってる人

2014/03/08

29歳からの恋とセックス



邦題:29歳からの恋とセックス

ジョエル・キナマンめあてに録画したら思いのほか拾い物でびっくり!な恋愛コメディでした。でも男性受けは悪いかもしれません。

まずは、あまりしないストーリー説明をざっくりと。

29歳の誕生日を迎えた、作家志望の大学院生ローラ。画家志望の恋人のルークにプロポーズされ有頂天で準備を進めていたものの、結婚式を目前にしてフラれてしまいます。失意の底で励ましてくれた、ルークとの共通の友人であるヘンリーと友達以上恋人未満の関係になるものの、まだまだルークへの思いは捨てきれない様子。それはルークも同じよう。そして混乱しながらも、ローラは街で出会い電話番号を教えてくれた他の男性と肉体関係をもってしまいます。そんなローラの、次の30歳の誕生日を迎えるまでのふらふらした日常をユーモラスに描いています。人物のやりとりやセリフがいちいち面白くて、くすくす笑いながら鑑賞しました!

ジョエル・キナマンはこのルークを演じていて、ハンサムで成功していて料理も上手、という役柄。そのうえ性格もいい…という設定なのですが、正直よくわからない男でした。キナマンめあてに観はじめたのに、ヘンリー役のHamish Linklaterが素敵!と思ったり。私だったら間違いなくヘンリーを選びますね。ローラがやってしまったある事に対する反応が、失礼ながらかわいそうだけれども最高でした。

なんといっても見所は、ローラを演じたグレタ・ガーウィグの演技!ローラは本作では羽目を外しまくるのですが、そしてそれらすべて見ていてイタいのですが、巡り巡ってどこか痛快というかもはや爽快というか。そんなローラを体全体で演じているのがよくわかりました。全然知らない女優でしたが、他の出演作もチェックしてみたいです。見た目はアリシア・シルヴァーストーンや最近ではアンバー・ハードに似た典型的な美人顏で、長身で、本作ではいろいろなファッションを着こなしていてそこもまた観ていて楽しかったです。

こういうラブコメは、主要キャストが地味めだと楽しめるかもしれないとも思いました。思わぬ掘り出し物!と喜びもひとしおです笑 ローラの両親役でデブラ・ウィンガーとビル・プルマンも出ています。


(ここからネタバレです)




まあ、ルークは最終的に「よりを戻したい」と言うのですが、そのシーンは別になくてもよかったのかなと感じました。こういう展開の方が女の子からすれば溜飲が下がるのかもしれませんが。

ルークにフラれる→ヘンリーと付き合いだす→街で出会ったニックと肉体関係もつ→ヘンリーにバレてヘンリーとも別れる→ヘンリーが自分の親友アリスと付き合いはじめて混乱する、という、ほとんど自分が原因の辛い道のりを歩んできたローラ。時間をおき、人と距離をおき、自分はどうすればいいのか、じっくりと考えはじめます。そのうえで、しばらくは1人でも生きていこう、自分をもっと大切にし、まわりの人を愛していこうと決意します。「自分を愛せなきゃ人を愛せない」という台詞が印象的でした。このような過程があったうえでのあのルークとの最後のやりとり、ルークはローラの言葉を聞いて納得したのか何なのか目を合わせて微笑んだりなんかしてたのですが、彼、ほんとにローラが言ってることわかっていたのかな??やっぱりよくわからないキナマン…じゃなくてルークでした。

そして、こういう、大人になりきれなかった女性の成長の物語なのに…なのに…この邦題はやっぱりひどいです。邦題に躊躇せず観ましょう(笑)