(Robocop. 2014. アメリカ)
あらすじ
:瀕死状態からロボコップになったと思ったら改良を重ねられ最後には...
鑑賞の決め手
:アビー・コーニッシュ!!!彼女がマーフィーの妻役で出演すると知らなかったら観ていたかどうかちょっと怪しいです。いくらキナマン主演でも!
あとはもちろんゲイリー・オールドマン
感想
期待していたよりもおもしろかった。ラストになぜか泣いた。
ハリウッド映画にしてはそれらしくない、ちょっぴり地味でアイロニーのきいた映画だったと思います。そこがなんともいえず好きなんです。でもラストの切り方は微妙...だととられてもしかたないかも。
ただ逆に言えば、ロボコップ!ロボット!アクション!と期待していたらちょっとがっかりなのかなと。好みは完全に分かれるのではないでしょうか。アクション大作というものがそもそも苦手な私は、断然好きです。家族愛も、大好きです。
個人的注目ポイント
1. アビー・コーニッシュ
美しすぎました。彼女の横顔大好きなんです。彼女の鼻になりたい(謎)
と、容姿のことは置いておいて、本作ではかなり光っていたと思いますよ彼女。
ロボットにされてしまった夫を見つめるまなざしに何度も熱くなりました。いくら自分が同意したこととはいえ...と葛藤する妻の姿。特に、マーフィーが最終的には感情も失ったことがわかる、初めてのお披露目のシーンでは優しいまなざしから一瞬にして戸惑いをおぼえ始める表情の変化がよかったです。
2. ゲイリー・オールドマン
本作のMVPですよ、いろんな意味で。
マイケル・キートン演じるCEOからどんどん無理難題をつきつけられ、慌てふためきながらも乗り越えていくさまには哀愁さえ感じました。いや、冗談じゃなく。
彼が出ているだけで画面が締まるとともに、なぜか安心感も生まれますね。ひと昔前に悪役で出まくっていた頃からは想像もできなかったことでしょう。
3. ピーナツ???
観た人ならわかる、マーフィーの手術シーン。彼が「ピーナツの味がする」とか何とか言っていたのですが、ああいうエピソード他の映画にもなかったっけ?題材的には頭パックリシーンのあるハンニバルあたりが怪しいのではと目をつけているのですが、場面が場面なだけにあまり深入りしたくない疑問ではあります。
4. 音楽
実はスターチャンネルの粋な計らい(?)で今月はじめに放送された旧作ロボコップをやっと観たわけですが...その頃は特に気にもとめていなかったはずなのに、本作で流れていたあのテーマソングを聴いて「あ、あの曲!」と思い嬉しくなりました。何度聴いてもかっこいいです。
5. スーツの色
忘れちゃいけない、スーツの色。ラストで元に戻ったところに、なぜだかグッと来るものがありました。
機会があればぜひもう一度観に行きたいと考えています。あの心地よくさえ聞こえる発砲音を、もう一度劇場で。
おまけ
本作で主演のジョエル・キナマンが気になった方!
彼の貴重な(?)ラブコメ、 「29歳からの恋とセックス」 もぜひ!最近のわかりやすいラブコメに飽き飽きした人には特におすすめです。
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